TSUZURU #entermina

先日、1/20 (土) に秋葉原UDXシアターで開催したイベント「エンタミナ5」に登壇しましたので、そのときのショートムービーを公開してみます。

エンタミナ

今回で5回目となるこのイベントは、セミナーとエンターテイメントを融合させたもので、事前に内容を一切公表しない、ぶっつけ本番のイベントです。それでも100人以上が参加するのですから、注目度はかなり高いイベントだと思います。

縁あって、主催のデスクトップワークス田口さんにお誘いいただき、ボクも初回から参加させていただいています。ボク以外の講師陣は主にウェブ系ということになるかと思いますが、プレゼンのプロたちが勢ぞろいです。

プレゼンの内容はとくに決まりがなく、本職でしているテーマなどの条件も一切ないのもこのイベントの大きな特長です。音楽を聴かせる人や手品をする人など多彩です。

そうそうたる講師陣の中で、自分がどう振る舞うことができるのかが大きな難題でした。

コンテンツ

というわけで、プレゼンの内容は会場が秋葉原UDXシアターに決まったところから本格的に考え出しました。

どうせ映画館でするのなら、映画を作ってみるのも面白いかも知れない。以前から映画を作ってみたい欲求も重なって映像で勝負する方向で考えを固めていきました。

さらに、昨年5月から開始しているライブ配信番組「24 #ニジュウヨン」でのドローイングや旅した時に綴る「自由律俳句」など絵と言葉を重ねるような感じにできれば自分らしいと考えました。

なのでコンテンツは、考え事してるときの言葉を念仏というか写経という形にして見せるキーワードの羅列と、結果としてまとめたフリーハンドで描くドローイングを間に挟むようにして構成してみました。

スクリーン「Word」
スクリーン「Word」
スクリーン「Drawing」
スクリーン「Drawing」

当初は、もう少しストーリーで考えていたんですが、伝えたいことのほうが強くなってしまい、無理くりねじ込んで途中まで考えてはいたものの、伝えたいことだけに絞った結果です。

なので、どうしても言葉に対して絵が足りなくなってしまいました。言葉が8つあるのに絵がほとんど変わらないのはそのせいです。

撮影と編集

ぶっちゃけ大変でした。本当はストーリーのあとにいろいろロケハンをしてボク以外も登場させようと思っていたのですが、仕事の時間のほうに偏ってしまいほとんど時間が取れませんでした。

結果、年明けの休み2日間くらいで近所の公園と神社を見て回り、カメラはiPhoneに小さな三脚だけで撮影しました。公園のベンチの絵のときはちょうど目の前にあった柵に置いて撮影したので、途中本当に落ちてしまった絵も加えておきました。

あの着物姿ですので、撮影中や行き帰りの電車でジロジロ見られたりしたのが怖かったです。

編集もすべてiPadだけでしたかったんですが、透明の絵を重ねることができるアプリがなかったのは大きな誤算でした。しょうがなく古いMacminiで編集することになりました。Drawing は iPad Pro + Apple Pencil でアプリは Procreate を使ってます。

コンセプト

悩んで葛藤している様子を自分で撮ってみようというのがコンセプトです。

なので、すべて一人で作ってます。企画・撮影・編集・出演・監督のすべてということになります。それがやりたかったというのもあります。

この葛藤は、最近自分に起きた変化に対する葛藤というほうが正しいです。ムービーではこのイベントの出し物を考える流れにはなっていますが、自分自身での迷いを掘り下げて絞り出した言葉たちです。

言葉を編集する中で、「これは短歌を作ってる感じだな」と思いながら編集したので、韻を踏んだり言葉尻を合わしたりというようなことをしています。

言葉の力

書いた言葉たちは、次の 8 + 1つです。全文書き起こしとかも改めて掲載してみようと思います。

  1. 共感
  2. 秩序
  3. 不自然
  4. 転身
  5. 不変
  6. 創造と破壊
  7. 客観視
  8. 初心
  9. 自分初 (ライブのみ)

最後に、会場で書いた「自分初 (JIBUN ZOME)」というのも、これからの自分を新しく始める言葉としてお伝えしました (正月なだけに)。

これらの中から一つでもいいので自分に刺さった言葉があれば幸いです。

スクリーン「Theater」
スクリーン「Theater」

登壇後、ウェブライダー松尾さんから「言葉の力ってすごいですね」と言っていただけたのがうれしかったです。本当にそうだと思います。

写真: コスガ聡一


過去のエンタミナイベント

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