UX Approach in Valentine’s Day #dtw2015

集合写真

今年のバレンタインデーは記憶に残る一日になりました。人生ではじめてたくさんのチョコをいただきました。その日が誕生日でもあった田口さんプレゼンツのセミナーイベント「Webディレクター向けセミナーイベント vol.1 東京」に参加できたことに感謝です。

昨年、セミナーイベントでの登壇を控えていたこともあり、改めて自分に何が話せるのかなどを事前に彼とも相談しておりましたが、結果としては現在進行中のUXマッピングにヒントを得るアプローチをお話しました。プレゼンスライドは Slideshare にて公開しています。

当日 (2/14) はバレンタインデーということで、表紙には Chocolate Hills の写真を使い、1876年にはグラハム・ベルが電話の特許を出願した日でもあるということで、プロフィール写真に彼の写真を使いました。(スライド公開時に修正済み)

彼の名言に次のようなものがあります。

ときには踏みならされた道を離れ、森の中へ入ってみなさい。そこではきっと、あなたがこれまでに見たことがない、何か新しいものを見出すに違いありません。

今回の登壇は、実はギリギリまで迷っていたのですが、この言葉どおり新たな機会として受け入れることができ、結果としてはすばらしい出会いと自分の考えに自信が持てるいい機会につながりました。本当にありがとうございます。

講演

講演は、20分ということで時間が短めでしたので、メッセージを絞り3つのお話をしました。

3つのお話とは、接点はひとつ、流れを理解する、可視化する です。企画・提案におけるアプローチがテーマでしたので自分の考えるアプローチとして、対象の捉え方から理解の仕方、そしてその可視化という順番にお話しました。

キーワードは「Insight (洞察)」です。顧客も然りクライアントも然りです。これ抜きには語れないのが企画であり提案だと考えます。スライドにも書いた「クライアントといっしょに顧客のインサイトを見つけること」は、どの立場であってもそうあるべきだと思います。逆に、そうならない状態が続けばさまざまな問題を引き起こす原因につながりかねないと思います。

まず、対象の捉え方として「Webサイト」という情報の建造物を相手にしない。対象はあくまでランディングページ単体で捉える考え方を話しました。ランディングページ基点で捉えることで、情報の建造物との格闘をしなくて済みます。それでいてその目的や効果を明確にし、ユーザー体験における1つの機能(ファンクション)として捉えることができます。

次に、理解の仕方として、膨大な情報を正確に把握し理解していくのではなく、まずストーリーを作ることをお話をしました。膨大なインプットデータから何ができるのかを考えるのではなく、ストーリーを作るうえで必要なデータは何なのかを考えます。そうすることで、必要不可欠なデータを自ら把握し、なければどうすればよいかなど能動的に取り組むことができます。

最後に、そのストーリーを可視化する方法としてジャーニーマップをお話しました。ユーザー行動を情報(文字)にして可視化すると膨大になります。そこで、フレームワークとしていくつかの項目で分類し、それらを要約するステップを踏むことで、その場の状況(例えば利用シーン)を理解して企画・提案につなげます。

「Insight」を引き合いに出したのは、複雑で膨大な情報と格闘するのではなく、企画や提案であれば相手(クライアント)に共感してもらうことが優先されるはずですので、共感の生み方として「UX」つまりユーザー体験を基にした思考のアプローチをお話しました。

ほかの登壇者の話

高瀬さん「凡人のための論理設計アプローチ」

フリーランスで schoo の講座でも活躍されている高瀬さんからは、天才と凡人の捉え方の違いやイメージと言語における認識の違いなどの考察が興味深かったです。彼曰く「論理アプローチは、凡人が戦うための武器だ」という力強いメッセージが印象に残りました。途中、お客さんを巻き込んだテスト (?) がうまくいかなかったみたいですが、情報の可視化と認知のされ方については、ボクもこれまでに扱っているテーマ(情報設計や認知心理)にも共通する点があったので面白かったです。

阿部さん「売上をあげるマーケティング施策 エバンジェリスト活動について」

KDDIウェブコミュニケーションズのエバンジェリストでCPIスタッフブログでも活躍されている阿部さんからは、自らの経験から自社ブログでのマーケティング施策について具体的なお話をいただきました。ネットの原則 (?) にある「言う人により印象が異なる」という例は、非常にわかりやすかったです。自身の活動を売上などでの効果として見ていくアプローチは非常に大切なことだと痛感しました。それだけに、後半はもう少し時間があればよかったなという印象でした。直前までスライドを調整していた姿が印象に残ります。

売上をあげるマーケティング施策 エバンジェリスト活動について

中尾さん「絶対に売上を上げたい気持ちがそこにある」

福井から駆けつけていただいたリスティングプレイヤーの中尾さんからは、著書「Google AdWordsで集客・売上をアップする方法」からリスティング広告についての具体的な仕事の進め方やアプローチをご紹介いただきました。前半は福井か嫁自慢かといった非常に柔らかい話題から、後半はキーワードの可能性と友好度などについて語り、シナリオ作りのアプローチなどはボクのテーマとも重なる部分があり説得力を感じました。

中村さん「プロフェッショナル・テクニック」

日本ディレクション協会の代表で著書「現場のプロが教えるWebディレクションの最新常識」も執筆し活躍されている中村さんからは、プレゼンテーションにおけるテクニックをお話いただきました。彼曰く「プレゼンとは、アクションを起こしてもらうため」という見方は非常に説得力があり共感できました。また、提案時に課題を構造化する手法などは、まさにボクもいつも考えているアプローチと同じですし、課題解決におけるそうした情報アーキテクチャの視点は非常に有効だと改めて感じました。後半のプレゼンにおけるキャラ設定や演出についての話は、彼自身のプレゼンを見ればよくよく理解できる内容でした。

田口さん「タイトル不明」

イベントの主催でもあり、この日が誕生日でもあった田口さんからは、彼自身の考え方や実践方法について実際の事例をもとにお話いただきました。その中で「間」の大切さや真似るところからはじまる彼の実体験がたいへん面白かったです。後半は事例として、花見や葬儀関連におけるコンテンツマーケティングのお話と、企画段階での社員とのコミュニケーションについてご紹介いただきました。彼と彼をとりまく環境でのブレークスルーを追体験できる内容で、参加者も熱心に聞いていたのが印象に残りました。

schoo との連動配信

最後に、schoo での放送も連動させた質問コーナーでは、いろいろな方からの質問を登壇者全員が答える形式で、真面目な質問から思わず笑いが起こる質問まで、司会の篠崎さん(C&R)の絶妙なハンドリングで進行していくことができました。以下から雰囲気が読み取れるかと思います。現在録画配信準備中のようです。

【イベント生中継】個性派プレゼンターからヒントを盗め! 企画&提案アプローチの極意

バレンタインチョコでの投票

一番印象に残った登壇者にチョコで参加者が投票するという企画があり、登壇者はどれが自分の箱かを選ぶという内容でした。幸いにも登壇後の反応がよかったこともあったので、自ら多めにチョコが入った箱を選択したところ、登壇者全員自分の箱を当ててしまうという結果 (珍事) になり、最後の最後で本当にうれしいサプライズをいただくことができました。

まとめ

非常に濃い1日でした。朝早くからリハーサルのために登壇者も全員集合し、田口さん手作りの開演時の映像を皆で爆笑し、開演直前にマシントラブルでその映像が中断してしまい、絶妙のつなぎで篠崎さんが回避する一幕。思わず「あれがすべてだった」と言ってもいいくらいの雰囲気で、主催の田口さんの熱心さやパーソナリティに共感するイベント全体の一体感は非常に心地よかったです。

また、最近発売された書籍「沈黙のWebマーケティング -Webマーケッター ボーンの逆襲」が絶好調のウェブライダーこと松尾さんからはビデオレターもあり、名作「恋するSEO」に負けず劣らずの一芸で全員爆笑。

はじめにも書いたとおり「記憶に残る一日」になったとさ。

Happy Valentain

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