What’s your profession?

ヤスヒサさんのブログ「怠っているのはわたしです」に書かれてあるとおり、いろいろな場面において「自分の本業」を見直すキッカケが多かったので、自分でも整理してみようと思う。もちろん、わたしは情報アーキテクチャを設計する立場として、会社や社会に貢献しているわけですが、自分自身のことは結構いい加減だったりします。

本業は「伝える」こと

まず、これからの自分のテーマは「伝える」です。「伝えるから伝わるへ」でもありませんが、まさに自分の本業は「伝えることを伝えやすくする」ことにほかなりません。「What」ではなく「How」に力点を置いているわけです。

前提は伝わらない

自分がワイヤーフレームを設計した際に、できあがるビジュアルデザインが考えているとおりにならないことがあるとします。そこで「なんでこうなるの?」という疑問が生まれるわけですが、そこで改めて気づくべきは、自分の頭の中にある「前提」が伝わっていないわけです。Wikipediaで調べてみると、

前提
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(ぜんてい)とは、ある物事が成り立つためにあらかじめ満たされていなければならない条件のことをいう。論理学・言語学では、いくつか異なった文脈で用いられる。

この「あらかじめ」「条件」という点で、軽視していた自分がいました。

UIにおけるキーワードの重要性

昨今の、UIで重要なのは「キーワード」です。利用者が想起するキーワード (もしくはその匂いのするキーワード) が、その画面にあるか・ないかですべては決まるとわたしは考えます。「いろいろ触ったらわかる」は、それ以前の問題で「触ろうとするか・しないか」はその「匂い」があるかどうかになります。したがって、わたしの設計方針は、そのキーワードをどう処理するかがすべての優先順位を上回ります。

とある案件で、ボクはこの大前提をデザイナーに伝えることができていませんでした。コミュニケーション上の問題もありますが、ここで改めて気づいたのは、わたしの中にある「前提」をきちんと伝えないとなにも伝わらないんだなということです。当たり前ではあるのですが、少なくともそのときは軽視していた自分がいました。なので、「考えるプロセス」ももっと多くアウトプットしていこうと思います。仕事上のパートナーにさえ「伝わっていない」ことは自分自身にとって非常に衝撃的でした。

インプットからアウトプットへ

ちょうど昨年の4月、四国お遍路を回っていたとき兵法書 (武経七書) をたくさん読んでいたのですが、今考えるとそのときの自分は「インプット」に力点を置いていたんだと思いました。いろいろなものに触れ、いろいろなものを吸収していました。今の自分はそのときとは反対に、「アウトプット」に力点を置き、積極的に動いています。ブログを再開したのもそうですし、mixiの日記も復帰しました。Twitterなどもそうですが、積極的に「アウトプット」をしています (オレなりに)。

まだ、書きたいことがあるのですが、次のエントリーで。

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