Playback 2016

mt.fuji

2016年は、漢字一文字で表すと「」が当てはまる一年でした。なにか継続して取り組んでいる、そんな姿勢の表れが端々に出ていた一年だったかと思います。本の出版も然り仕事も然りで、毎日続けること、継続する取り組みをいくつかできたのではないかと思います。

ブログ

2015年個人ブログで15本書いていましたが、2016年は個人ブログの投稿8本、会社ブログ5本、メディア1本なので少なかったですね。そのうち、もっとも多く「いいね!」をもらったのは以下のエントリーでした。来年はもっと多く書こうと思います。

あとは、「g.o.a.t ブログ」で自由律短歌や俳句を写真と合わせて書き綴ることにチャレンジし、日常の出来事を「LINEブログ」に書いたりしてみました。

講演

2015年34本でしたが、今回はその倍にあたる62本だったようです。毎月5本以上なので毎週末(それ以上)やってたことになりますね (汗)。はじめて訪れた場所(長野・甲府・神戸・松山・沖縄などなど)にもお呼びいただき、とても充実した旅ができたのも印象的です。たまにお会いする方に「今どちらにおられるんですか?」と聞かれるくらいでした。

内容のほとんどは書籍『IA/UXプラクティス』の発売がキッカケでしたので、同じ地域(名古屋や大阪)に何度もお邪魔させていただくこともありました。ありがとうございました。

  • CSS Nite(After Dark 含む)
  • 宣伝会議(3つの講座)
  • HCD-Net 関西、Xデザイン学校
  • WCAN 2016 Winter
  • JEITA ソフトウェアエンジニアリング技術ワークショップ 2016

執筆

専門メディアサイト「Markezine」の連載を書くことができました。また2年前に絶版になった書籍のリベンジとして3月に単著『IA/UXプラクティス』を発売することができました。そして年内最後の12月には共著『UX x Biz Book』を発売することができました。年に本2冊も出せたことは自分としても驚きです。ありがとうございます。

仕事

組織変更もあり、チームで熱海旅行をしたのが新鮮でしたね。楽しかったです。仕事内容といえば、営業・企画にシフトした年になりました。2016年はじめに取得した「Service Design Sprints」のマスターを取得したことで、社内研修プログラムの充実も図り、会社主催のワークショップイベントも企画から講演をすることができ、プロジェクトでも勉強会に加えワークショップをいくつか実施することができ、内外ともにワークショップをやりまくった一年になりました。監修したツール「UX Recipe」の共有機能をリリースしたことが遠い昔に思えます。

  • 某保険のメディア開発に参加
  • 某メーカーのグローバルサイト案件に参加
  • 某金融サービスの開発に参加
  • 某保険の新規サービス開発プロジェクトに参加
  • UXツール「UX Recipe」共有機能のアップデート
  • NPS x カスタマージャーニーマップ活用セミナー(企画・講演)

プライベート

「懐古」そんなテーマがある一年でした。学生のとき憧れていたグラフィックデザイナーの三木健氏の個展で直接お話することができました。5月に「iPad Pro」と「Apple Pencil」を購入したのですが、それで絵を描く楽しさを再発見することができました。やはり絵を描くことが好きなんだと。それに輪をかけて「iPhone 7 Plus」を購入したおかげで、写真を撮ることも多かった一年でした。

そのキッカケでもないのですが、大切なイラストレーターだった親友を亡くしたことも大きな出来事です。京都で訃報を聞いたときには講演で京都にいたのでそのまま告別式までいたのを思い出します。彼女の絵を描くことに対する想いを受け継ぐカタチで、iPad で絵を書いていたような気がします。

家族で行ったことといえば、狂言で野村萬斎、落語で立川談春など古典芸能を堪能した機会も多かったと思います。そもそも自分はそういうものが好きなんだ、そう思えることが多かったです。時間を見つけてはライブに行ったりとかもしました。最近であれば、竹原ピストルですし、ひょんなことから華原朋美と直接お話もできたし、ベビーメタルのライブに参加したりしました。そういえばドラクエ展に行ったのも今年ですね。

映画・テレビ番組

何と言っても大河ドラマ「真田丸」一色だったと思います。なので長野県に講演に行った際には、上田城に行ったりとかもしました。「龍馬伝」に次ぐ大変すばらしい大河ドラマだったと思います。

映画では「君の名は」はもちろんですが、その前にあった「シン・ゴジラ」これはもう一度観たいですね。細かな演出は庵野監督そのものでした。そして極めつけは先日上映された「ローグ・ワン(スターウォーズ)」ですね。なんといってもエピソード4に続くストーリーだけに興奮が未だに覚めません。

あと個人的には、舞台挨拶に遭遇したロマンポルノ「ジムノペディに乱れる」を見れたこと、竹原ピストルも出てる「永い言い訳」を見たことは印象に残っています。あと、忘れてはいけないのに「スティーブ・ジョブズ」もありました。

  • 真田丸
  • 君の名は
  • シン・ゴジラ
  • ローグ・ワン(スターウォーズ)
  • ジムノペディに乱れる
  • 永い言い訳
  • スティーブ・ジョブズ

読書

読書は、本を購入しても「Kindle」で見つけては買ってしまうことがありました。人の歴史やストーリーがやっぱり好きなようで、そういった書籍を見つけてはコッソリ読んでいました。とくに、海外の著者の翻訳版を多く読んでいるようで、自己啓発も含めいろいろと刺激をもらいました。

  • シンプルに考える
  • ダントツにすごい人になる
  • スティーブ・ジョブズ 無謀な男が真のリーダーになるまで(上・下)
  • インクルージョン思考
  • サーチ・インサイド・ユアセルフ
  • Think Simple
  • HARD THINGS

仕事関連では、「〈インターネット〉の次に来るもの」や「未来を築くデザインの思想」など思想にフォーカスした内容の本が多かったように思います。

  • 〈インターネット〉の次に来るもの
  • デザインの伝え方
  • Web制作者のためのUXデザインをはじめる本
  • 未来を築くデザインの思想
  • デザインスプリント
  • ストーリーマッピングからはじめよう

漫画だと「センゴク権兵衛」そして先日最終話だった「スティーブス」があります。

2017年

テーマは「」でいこうと考えています。

これまでの単純な積み重ねではなく、新しい動きをする、これまでにないことをする、もうこれに尽きるかと思います。これまで皆さんにいただいた機会を次のステップにつなげるよう動くことを考えています。

見えている活動としては、アレやコレや言うというよりも「自分の考えていることをアウトプットし続ける」「新しいことにチャレンジし続ける」これを増やすということを念頭に取り組んでいこうと思います。

最後に、竹原ピストルの歌詞を引用しておきます。

何が本当の自分探しだよ。
もうとっくに見つけているじゃないか。
見つけた本当の自分の無様さから逃げようとしているだけの
無様な本当の自分を、とっくに見つけているじゃないか。

2017年、よろしくお願いします。


Editor’s Note #ugf0308

今回の福井のイベントは、「伝説の二日間」になりました。ということで、記憶が鮮明のうちに書いておこうと思います。帰りの電車で書いています。

前フリだった宇多田ヒカル

まず、前日の晩に関係者で懇親会をしたのですが、そのとき集まった「越前千舟屋」では司会の福嶋さん (大先輩) が親戚の人レベル (なぞ) で対応していたことと、同じく司会の中尾さんのUst番組「しゃべくりクマトーク」で盛り上がったことが記憶にあります。

そして、なんといっても店でかかっていた宇多田ヒカルの曲がヘビーローテーションでおそろしく低音が効いていたことが、その場にいた全員の耳に記憶が残っています。講演スライドで、宇多田ヒカルさんのサイトを題材に使ったのは実はこの前フリ (なぞ) が前日にあったためです。

宇多田ヒカルのサイトを題材にしたスライド

登壇者の方々とは今回はじめてお会いしたのですが、その後すぐに駅前の「秋吉」に行くことができていろいろ共有することができました。

その後、中川さんたちは「岩ちゃんラーメン」に行ったそうですが、フェニックス組のボクと田口さんはホテルに戻りスライドの最終調整をすることになりました。あとで聞いたら、ボクのiPhoneのWi-Fiテザリングを田口さんの部屋からも確認できたそうです。

当日朝9時半に福井駅に集合だったのですが、同じホテルの田口さんが遅刻するという珍事もありました。会場に向かう途中、車の中から雪景色をうまく撮れてほくそ笑んだのを覚えています。

イベント会場に到着後には、段取り上手な中川さんがテックリハを声高に仕切っているのが面白かったです。

冗舌! しゃべくりクマトーク

乾杯の挨拶を中川さんが務めた「ふくい産業支援センター」での懇親会では、マッシュアップアワードでグランプリ「melocy」のヤマモりんさんと込み入ったお話ができたり、富山県から参加の方々とは勉強会の計画などをお話することができました。

二次会に向かう車中では、偶然松尾さんとしっぽりお話をすることができました。印象に残っているのは、松尾教授についてご存知の方であればわかると思うのですが、ボクから「松尾教授のTwitterアカウントとかあるといいですね?」と聞いてみたところ、松尾さんは「そうですね」と軽く返事をするかと思いきや「彼に聞いてみます」とさらっと言ってのけたのです! これにはもう脱帽。

二次会では、おもいのほか食べるのに苦労したカニを横目にベトベトになった手で muuk を撮ってまわりにいた人たちに広めてました (なぞ)。終盤には、中尾さんらが田口さんと「しゃべくりクマトーク」の生収録をしている最中で、ボクも呼んでいただけました。多分見ないほうがいいんじゃないかな、と思うくらいだいぶ突っ込んで話をしてますが、ボクの声がかなり聞き取りにくいです。もし興味がある方はご覧ください…(24:32ごろに登場します)。

伝説のジャムセッション

三次会は「秋吉」ということで、行く人(10人以上)徒歩で移動していたのですが途中で諦めることになり少し戻ってバー「Jake」に。ミュージシャンのオーナー(芹沢信治さん)ということで、ステージが半分ある店内で飲みつつしゃべっていたら中川さんが爆睡しだし…そして満を持してオーナーが演奏をしてもらうことになりました。ただのウエイトレスだった女性もマイクを持ち、なんとも愉快なオンステージで楽しませていただきました。

そんな中、ウェブライダーの松尾さんがピアノが弾けるということで、急遽ステージへ。ウォーミングアップだと思う演奏も「ガチやん」と思わずにはいられない上手さで「何ライダーやねん」というツッコミもそこそこに、「楽器とかできる人」の話になったあげく、ボクも「タンバリンならできるけど…」と言ってしまったため、急遽ボクもステージに上がることになりました。

しかし、タンバリンがなかったため、鈴とトライアングルを渡され…。こうして、その日だけの伝説のジャムセッションが実現することになりました。もちろん、わかりにくいけど田口さんらも参加してます。

ピアノ: 松尾さん
トライアングル: 坂本
パーカッション: 田口さん
鈴: 上坂さん
カメラ: 中川さん
ボーカル: ノノカさん
ベース: シンジさん
ギター: ウッチャンさん

秋吉のパワー

ジャムセッションも無事終了し、歌手の方とも記念写真を撮り、そこからまた「秋吉」に14名くらいで繰り出したわけです。このときにはもう23時は過ぎてたと思うのですが、こんな時間でも満席になる秋吉のパワーを実感。

中川さんのプレゼンにもあった「おしいっ」「そうくるかー」と言う、マイナスをプラスに受け取れる日本語講座もあり、通ならわかる「ハンバーグ」と「ミックスキャベツ」を実食し、下ネタも入り高校生か大学生かと思うような野郎だけの飲み会というヘンなテンションになっていきました。

秋吉

一杯の岩ちゃんラーメン

そして、〈締め〉はやはり「岩ちゃんラーメン」ということになり、すでに3時くらいだったと思うのですが急遽全員で向かったのですが、もう終わってしまっていました。ただ、奇跡的に1杯だけ残しておいてもらえたので、はじめてというのもあり、みんなで回し飲みならぬ回しラーメンで一口ずついただきました。

想像よりパンチのあるラーメンで、ホカホカになって解散となりました。あの味は忘れない気がします。そのあとも飲みに行くかと一瞬なったのですが、店に入れず、ある意味みんなホっとしてホテルに帰りましたとさ。

翌朝

翌朝、気づいたらチェックアウト時刻が間近に迫った10時半で急いでチェックアウトをしたそのとき、一枚の伝言メッセージを受取りました。

伝言メッセージ

田口さん、最後まで律儀な方でした。

もういろいろなことがありすぎて、書いていても全部書けてるかビミョーですが、とりあえずこんな感じでしたとさ。

ここまで読んでくださった方ありがとうございました。また福井に行きたいなあ (ぼそ)。


Playback 2013

statigram best moments photo of 2013

2012年は「IAからUXに向けたベクトル」と書いていたのですが、2013年はまさにその「UX」というワードが一人歩きした年だったと思います。「サービスデザイン」という言葉が議論され「グロースハッカー」という言葉が流行りました。

ブログは8本しか書いていない…。どうも Facebook のほうにつまみ食いならぬつまみ投げをしているせいでブログを書くことがぜんぜんできなくなってしまったようです (TдT)。

ということで、簡単ですが今年も振り返ってみたいと思います。

プライベート

7月に埼玉の山寺に坐禅に行ったのを覚えています。晩は豪雨で蚊も飛んでいましたが「」になることができました。

その8月には休暇も兼ねて長崎で龍馬風の写真を撮り、佐賀県の竹林亭に行き武雄図書館にも行きました。大分の親戚まわりもできました。後半はほぼ常駐案件と執筆も重なりあまり外には出れなかった日が続いた感じですね。

講演

講演は社内外合わせると、13回以上したことになるようです。今年も2月に開催した「World IA Day 2013」にスタッフとして参加できたことや、TEDxTokyo2013で講演したボスのスライドを作成したことが記憶にあります。後半は、学会向けに論文投稿をして発表できました。

・schooで「Webサイトのユーザー体験を高める」Ust授業に出演。
・福岡産業大学「Future Sync vol.3」で講演。
・イマジカデジタルスケープの企業研修に協力 (4日間)。

執筆

新刊の執筆を開始することができました。まだ終わっていません (汗) が、来年2月以降に発売予定です。あとは学会向け論文発表と、HCDライブラリに自治体サイト(OpenUMプロジェクト)について寄稿ができました。

・HCDライブラリ国内事例で自治体サイトについて執筆・寄稿。
ヒューマンインターフェースシンポジウム2013に論文発表。
・新刊の執筆開始(継続中)

仕事

前半は大規模サイトの設計と「UXデザインプリンシプル」づくりを並行し、後半は「オムニチャネル」一色だったのではないでしょうか。足しげく四ツ谷に通ったのを思い出します。

ガジェット

買ったものと言えば、iPhone 5sくらいですかね。とくにガジェット系は買ってない気がしています。あ、昨日「Kindle Paperwhite」を購入してしまいました。

ニュース

6月の WWDC で発表されたアップルの iOS7MacPro が激震だったのではないでしょうか。

そのほかには、イチローの4000本安打、楽天の優勝。楽天さんは取引先なので感謝デーに東京ドーム観戦を招待していただきました。はじめての野球観戦だったのと、乃木坂46が応援で参加していたので興奮したのを覚えています。AKB48の32thシングル総選挙はさっしーが一位となり、「恋するフォーチュンクッキー」のダンスビデオは流行りましたね。2020年東京オリンピックの決定と流行語大賞はついこないだのことですね。

映画

映画は「スティーブ・ジョブズ」や松本人志の「R100」を観ることができました。ってあまり観てないですね。12月は「清洲会議」で笑い、はじめての IMAX 3D シアターで「ゼロ・グラヴィティ」を観ることができました。

アプリ

LINE News」に関心したのを覚えています。あとは、Evernote 含むすべてのアプリが iOS7 対応ということでデザインが一新したのが記憶に新しいです。

2014年に向けて

2014年の前半は、新刊の発売と合わせた活動をメインに進めることになると思います。また業務として考えた場合には、第三者(コンサル的立場)としての立ち位置を変えマイジョブと自信を持てる活動に力を入れていこうと思います。

それが、マインドだけの問題かポジションとしての問題か環境の問題か、考えたいと思います。まだハッキリどのような形になるかは想像できていませんが、今年もこれまで積み重ねたものと新しい姿勢とどちらも大切にし邁進したいと思います。


Way to the presentation HIS 2013

前回の記事「HIS 2013 – IA and Mobile frontier of Web designing」に、論文の内容を書いてみましたが、そこに至るまでにはいろいろなことがあり、またはじめてのことだらけだったので、とてもよい経験ができました。せっかくなので、日記風に振り返ってみます。

機会

九州産業大で開催されたイベント「Future Sync vol.3」の休憩時間に、同じく登壇者だった浅野先生といろいろな話をしました。そのなかで、抽象的な事柄を扱っている自分の今後について、論文みたいなもので公式にアーカイブされることが、概念を積み重ねていくうえでは貴重な気がしている、というようなことを話をしました。「であれば、ヒューマンインターフェース学会の次のシンポジウムに論文を投稿するといい」という助言を浅野先生からいただきました。そのときの話がとても自分には心地良く、次のステップが見えた気がしたのを覚えています。

論文

面白いのが、論文にもいろいろタイプがあり、A4で2ページだけのもある話や、チェックされる場合とされない場合があること、ワークショップの結果レポートでも成立するといったようなこと話を聞き、それであれば自分にもできるかも知れないと思いました。というのも、わたしは大学に行っていないため論文を書いたことがありません。しかも学会論文なんか読んだこともないので、参考文献をどこから探すのかもわかりませんでした。ヒューマンインターフェース学会はアーカイブが公開されていないので、デザイン学会のアーカイブを参考にしました。いくつかピックアップしてそれらを参考に書き始めることになりました。

テーマ

投稿する前に応募を済ませなければいけないため、テーマを考える必要があります。いろいろ考えた末に「Web情報アーキテクチャとモバイルフロンティア」というテーマにしました。当時、書籍「モバイルフロンティア」にヒントを得て講演をしていたこともあるので、それであれば書けるかなと思いました。ボクは学術肌ではないので、研究結果というより、これまでいろいろな人や本やブログなどから得た知識を経験則としてまとめてみることにしました。はたしてそれが論文として成立しているのかどうかは今でも不安ですが…。

アーカイブ

本はカタチに残るというすばらしい特性を持っています。今も執筆に取り組んでいる書籍があるのですが、本というか本屋さんに行くたびに不満に思っていることが1つあります。それは同じテーマや同じ作家の歴史がわからないことです。当たり前ですが、著書「IAシンキング」は当時考えていたことで、すべて過去のコトです。本棚に、これは2011年に発売された本として並んでいればいいと思うのですが、そうなっていません。本棚では、あたかも「今」を演出しています。先日もある作家の本を2冊買って読んだら、新しいほうを先に読んでいたことがわかり、積み重ねではなく振り返りになってしまったことがあります。

動機

論文投稿は、その時期に考えている概念をアーカイブしてくれる貴重なデータベースだと思います。何年の論文ではこういう表現だったが、翌年にはこういう表現になっている、といったことが残ります。浅野先生の話で一番関心を持った点が実はこのことだったのですが、もちろんブログでもできるしアマゾンで検索すれば見つかるとも思います。ただ、学会という公式なアーカイブに、その年に考えていたことが残る、そういうことをしてみたいと思ったのが動機です。

投稿

実は、論文投稿日前後に仕事が立て続けに山を迎えてしまい、書こうという思いだけはあったのですが、その日を逸してしまいました (泣)。浅野先生に紹介いただいたこともあり、たいへん申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、山を越えた翌日に「翌正午まで待ってくれる」と事務局から連絡が届き、大急ぎで書きかけの論文を書き終えることになりました。Wordのテンプレートに合わせて図などを配置するのがものすごく難しく、その編集だけに無駄な時間がかかってしまいましたが、その後深夜にもかかわらず浅野先生にも目を通してもらったり、若干の修正をしてなんとか投稿を完了することができました。すぐに発表プログラムも公表され、わたしの発表は9/13に決まりました。

スライド

発表日前日は、投稿時から思ったより時間が空いていたため、ほとんど忘れてしまっていたこともあるのですが、ほかの方々の発表風景がFacebook上にあがっているのを見ていると、どうもスライドを使って発表しているようでした。スライドは必要ないと思っていたので、これまた「どうしよう」と困っていました。そんなときに、ちょうどいいタイミングで前日朝に浅野先生から「今日は行けなくて申し訳ない」と、フライングでメッセージが届きました。「ボクは明日です」という軽快な返信をしたこともそうですが、浅野先生が自身のスライドを「こんな感じです」と共有してもらえたのです。10分発表にも関わらず?ページのスライド! どんだけのスピードで話したのか実際に聞いてみたかったのですが、そのスライドを参考に、これまでになく事務的なスライドを作ることができました。

発表

はじめて早稲田大学に行ったこともそうですが、どういう雰囲気かもわからなかったのでヘンに緊張していました。そして会議室に足を運ぶと思ったとおり、静かな中で登壇者がマイクで説明し、あとに質疑応答とある意味、発表のベルトコンベアーかと思うくらい、鈴が鳴ります。そのなかで、発表をしたのですが、やはり同業者がいないことや、いつものイベント講演とも違うため、なにが刺さっているのか、なにが興味を持ってもらえるのかが反応をみてもわからず、あっという間に10分が終了。やはり時間に収まりませんでしたが、案の定質問もなく。司会者が場をつくっていただけたことで、お一人だけ質問をいただきました。

感想

今回、わたしが書いた内容は、それこそ経験則でしかないため、研究結果とは違います。経験則を発表というカタチがあるのかどうかわからないのですが、もう少し研究や分析色がないとやはりダメだなと思いました。このあたりはそれこそ論文経験者からのご意見をもらいたいところです。それと、論文の書き方(文体含め)は、なじみが薄いせいもあり、かなり難しかったです。「慣れでしょう」と浅野先生はおっしゃっていましたが、そういうフォーマットとして次からは慣れていければと思いました。また一方で、発表時のスライドは、たぶん1枚で図解するくらいでちょうどいいと思いました。10分の中にあれこれ詰め込むのはやはり無理がありますね。


|  

Playback 2012

来年も「誰にもできないこと」「自分にしかできないこと」をしていきたいと思います――これが2011年の年末に書いたエントリー「Playback 2011」の一文です。

2012年の前半は、想定どおりの活動ができ、中盤では想定以外の取り組みやお声がけをいただき、後半はどちらかというと、目の前の仕事に集中していた一年でした。そのため、ブログも前半で止まってしまっています。

2012年は一言でいうと、IAからUXに向けたベクトル だったと言えます。

ということで、簡単ですが振り返ってみたいと思います。

Private

3月に入籍したことが一番大きい出来事だと思います。前職や現職、旧友などさまざまな方にお祝いをいただきました。ありがとうござました。その付近ではダイエットを実行しジム通いをしていました。また一方で、6月に祖母が他界。仕事の合間に私事が多かった一年だったと思います。

スターバックス渋谷セルリアンタワー店の閉店という悲しいニュースもありました。 あと、人間ドックや選挙にも人生ではじめて行きました。

Presentations

講演は、10回程度しました。2011年が20回以上だったことを考えると、平均的な回数に落ち着いた気がします。内容については、企業向けなどを中心にIA系のワークショップを軸にしつつ、一般向けにUXに関しての取り組みを増やすことができました。

とくに、OpenCUの取り組みでドキュメンテーションに視点を置いた取り組みができたのは自分にとってもひとつのチャレンジでした。

  • 世界同日開催の「World IA Day 2012 Tokyo」で基調講演
  • NTTコミュニケーション主催「ICTビジネスセミナー」で基調講演
  • イマデジのGDO向け「情報アーキテクチャ研修」を実施 (2日間)
  • TCシンポジウム2012東京で「TC×IA」で講演 & パネラー参加
  • ロフトワーク「UXで企業Webサイトにイノベーションを起こす方法」で講演
  • OpenCUでUXドキュメンテーションの有料メルマガ・ワークショップを開始
  • 福井県 WCAF Vol.9 「Think of UX」で講演

Books

2011年に発売したIAシンキング」の電子書籍版 (EPUB/MOBI/PDF) を発売することができ、増刷記念にアマゾン向けPR動画を自分で作ることができました。

また、翔泳社さんの「Web制作標準講座 (総合コース)」で「情報アーキテクチャ」の章を担当し、UXについても執筆することができました。

  • 「IA シンキング」の電子書籍版 (EPUB/MOBI/PDF) を発売 (追加原稿 + PR動画作成)
  • 北海道の自治体向け冊子「プラクティス」に「出向く自治体のWeb戦略」を寄稿
  • OpenCU「UXドキュメンテーション」の有料メルマガ執筆
  • 翔泳社「Web制作標準講座 (総合コース)」で「情報アーキテクチャ」章を執筆・寄稿

Activities

専修大学の上平先生と「IA Basic Learning Kit」を開発 (監修) し、一般公開することができました。実際に学びの場でIAの知識が活用される機会をつくることができました。

自治体向け支援「OpenUMプロジェクト」では、設計に参加したXMLスキーマを震災復興データベースの基礎として、政府にCCライセンスで提供することができました。わたしの力は小さくてもこれは大きな成果でした。

Own Services

7月の創立記念に合わせて、自分で企画した自社サービス「UXデザインパッケージ」を開始し、業務用アプリの開発を受注することができました。

また、後半にはグローバルの案件でUCDプロジェクトに参加。カードソーティングからUXジャーニーマップまで、テストから実践経験を積むことができました。

Gadgets

Kindle Touch を購入しました。「IAシンキング」やプラクティスに寄稿した「出向く自治体のWeb戦略」のレビューに役立ちました。iPhone 5 はもう手放すことは考えられないくらいのモノになりましたね。

また、TOKYO STYLE のチャリを購入。寒くなってからだんだん乗らなくなってしまっています。Wii 版「ドラクエX」も購入してたのですが途中で挫折しています…。

Other News

ニュースは原発に関することが多く、維新の会やら第三極やら政権交代がありました。

エンターテイメントでは、PSY の社会現象もそうですが、やはり少女時代の勢いが止まらなかったと思います。スポーツでは、ロンドンオリンピックが盛り上がりましたが、イチローのヤンキース電撃移籍の傍ら、中山ゴンや松井秀喜の引退が記憶に新しいですね。

Apps

LINE」一色だった気がします。ソーシャル系では、Facebook に追いつけ追い越せと Google+ が浸透してきました。Path や Instagram などの勢いは衰えることはなく、MySpace や Flickr が一新しました。「漫画カメラ」アプリも一瞬だけ盛り上がりましたね。

iPhone アプリでは「Clear」、iPad アプリでは「Paper」に代表されるような触感表現 (タッチジェスチャー) などが流行りました。技術的な話題では、レスポンシブウェブデザインパララックスでしょうか。

Microsoft Surface や Windows 8 向けの UI デザインが潮流として話題にのぼる一方で、UX についてさまざまな記事で目にすることが多くなったと思います。

2013年に向けて

今年は、UXドキュメンテーションの研究を続けることが考えられます。

また、実践で経験しているグローバル案件でのUCDプロセスを自分のものにする理解と、実践で使っているツール (Axure や Balsamiq、UXPin など) についての研究も進めていく考えがあります。

ただそうした取り組みと並行して、自分の求めるカタチがなんなのか、具現化し実行していく力が必要になります。


|